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保健医療介護の資源・過程・費用と健康成果における地域システム格差の要因構造の解明

平成31年度 科学研究費助成事業 採択課題 (基盤研究(A))

 超高齢化社会、有限資源、逼迫財政のもと、国民の活気ある生活と健康寿命を維持増進する社会システムを構築するための科学的な知見と技術が必要です。

 一方で、最近の研究では、医療や介護の質や医療資源の地域格差も明らかになり始めています。これらは社会の持続可能性を脅かす状況にあり、社会システムを把握し構築する科学の確立は喫緊の課題です。

 本研究は、学際的に広く要因を捉え、健康寿命と医療介護のパフォーマンスの要因構造を解明することを目的とします。日本全国の地域ごとに健康・医療・介護のパフォーマンス(健康寿命・日常生活自立期間、医療のリスク調整アウトカム、要介護状態のリスク調整悪化率、エビデンスに基づく推奨の遵守率等)を定量化、その要因構造に基づく将来予測とシミュレーションの技術を研究開発します。


 本研究では、匿名化された医療・介護のレセプトデータおよびDPDデータによるデータベースの構築およびそれらを用いた研究は、京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会 の審査・承認を得て実施しております。

 

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