QIP



In collaboration with Minds
Minds
 
In collaboration with JANIS
JANIS

-医療の質と経済性の評価・向上にむけて-
診療パフォーマンス指標の多施設比較
 Quality Indicator/Improvement Project
  (Q I P)


 参加に関してよくある質問

1.参加に際して
 ・
QIPはいつから始まったプロジェクトですか?

 ・ 過去の実績については分かりました。今後も安定して継続する見込みがありますか?

 ・ 企業によるベンチマーキング事業や他のDPC分析ソフトとQIPを比較した場合、QIPにはどのような特長がありますか?

 ・ 外来E-ファイル・F-ファイルを作成していないのですが、参加できるでしょうか?

 ・ DPCデータ以外にどのようなデータが必要ですか?担当者の負担にならなければ良いのですが。

 ・ DPCデータを施設外へ提供するにあたり、QIPではどのようなセキュリティ対策を行っていますか?

2.解析結果のフィードバック
 ・ 参加するとどのようなフィードバックが得られますか?

 ・ フィードバックにはどのくらいの時間がかかりますか?

 ・ アウトプットの信頼性を保証するためにどのような取り組みをしていますか?

 ・ 個別のリクエストに応じたデータの解析や報告はしてもらえますか?

 ・ 各施設からの質問にはどのように対応していますか?

 ・ セミナーとはどのようなものですか?

 ・ 基本データの具体的な解釈や経営改善に向けての活用法について、説明会は開催されますか?

 ・ フィードバックは第三者には開示せずに院内で使用することが原則になっていますが、他施設を招いた院内セミナーなどで使用しても差し支えありませんか?

3.収集データと解析
 ・ QIPは、コーディングの適切性をチェックしていますか?

 ・ 欠損値や入力値の信頼性など、施設から提出されたデータの質についてチェックを行う仕組みはありますか?

 ・ 医療の質に迫るときに、DPCのデータだけで十分ですか?診療録レビューはどのくらい行われているのでしょうか?

 ・ どのような解析方法や手法を用いていますか?

4.ベンチマーク・リファレンス値
 ・ 自施設と似た環境にある施設群をリファレンス値として比較することはできますか?

 ・ QIP参加施設の平均レベルは、全DPC参加施設と同様ですか?


1.参加に際して
Q. QIPはいつから始まったプロジェクトですか?

A. 私どもは1995年より有力病院の協力を得て医療の質と経済性の評価・向上を目指す当プロジェクトに取り組んできました。当初は施設間での診断群別パフォーマンス比較から着手しました。その後DPCが国立病院・民間病院・特定機能病院と順次拡大される中で、私どもの開発した成果が反映されて今日に活かされています。
Q. 過去の実績については分かりました。今後も安定して継続する見込みがありますか?

A. はい。本プロジェクトは参加施設数も増え、ますます重要性を増しております。
今後も一層発展させながら継続して参ります。参加施設数の充実に先行してサーバーの増設など対応も進んでいます。
Q. 企業によるベンチマーキング事業や他のDPC分析ソフトとQIPを比較した場合、QIPにはどのような特長がありますか?

A. 他の事業やソフトウェアの詳細を把握しておりませんが、DPCデータを解析するという点は共通ですので、在院日数や医療費などの基本的な指標には似たところもあるかも知れません。一方、QIPでは医療の質と経済性の向上に関する研究を目的としています。特集としてお返ししている診療の質の指標につきましては、科学的研究のレビューや臨床家の視点を反映しながら開発するとともに、必要に応じて診療録レビューも交えて信頼性の向上も目指しています。
また臨床の第一線でご活躍の専門医の先生方のご意見など、参加施設からのフィードバックも積極的に取り入れて反映しています。
Q. 外来E-ファイル・F-ファイルを作成していないのですが、参加できるでしょうか?

A. はい。入院データのみでもぜひご参加下さい。
今後もしご提出頂ける様になりましたら、それ以降は外来データ解析の結果もお返し致します。その他、ご提供いただけるデータの範囲につきましては個別にご相談に応じております。
Q. DPCデータ以外にどのようなデータが必要ですか?担当者の負担にならなければ良いのですが。

A. すでに厚生労働省にお送りいただいているデータのほかに、施設基準・診療科
目・従事者数など基本データからなる「施設基本票」の作成をお願いしております。
Q. DPCデータを施設外へ提供するにあたり、QIPではどのようなセキュリティ対策を行っていますか?

A. データの提出時には患者識別番号の暗号化をお願いしております。また解析時には施設コードも暗号化されており、データの受付からフィードバックの作成まで、一貫した匿名化処理を行い、情報の保護に配慮しております。さらに2003年からは第三者による審査を経て国際規格ISO27001の認証を受け、情報セキュリティマネジメントシステムを確立しています。
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2.解析結果のフィードバック
Q. 参加するとどのようなフィードバックが得られますか?

A. 年に4回、ニュースレターとアウトプット集をお送りいたします。アウトプット集では在院日数や医療費など、経営上の指標を中心に継続的にデータを集計・比較できるようにしています。
ニュースレターではアウトプット集のハイライトに加えて、さまざまな臨床・経営指標について新たに行われた解析結果を順次ご紹介して参ります。 また、医療の質や経営に関するセミナーを開催し、結果をご説明する機会も設けています。
Q. フィードバックにはどのくらいの時間がかかりますか?

A. データ提出の締め切りから、おおむね3ヶ月で解析結果をお返ししております。
例えば1~3月のデータを4月末までにお送り頂きますと、6月末を目途に上記の
フィードバックをお返ししています。
Q. アウトプットの信頼性を保証するためにどのような取り組みをしていますか?

A. 解析計画と結果の点検は各臨床専門分野に詳しい者が担当しています。リクエストに応じて解析方法をご報告しています。また項目によって必要のある場合は、協力施設を募って診療録レビューによるデータ信頼性の確認も行っています。
Q. 個別のリクエストに応じたデータの解析や報告はしてもらえますか?

A. 現在も参加施設からのリクエストに応じて、新しいトピックス・指標に取り組んでいます。リクエストを頂いた場合、指標としての妥当性や臨床的・経営的な意義をQIP事務局内でディスカッションした上で指標開発に取り組んでおります。今後も参加施設側からのリクエストをお待ちしております。 なおご回答は個別の施設に対してではなく、全施設対象の解析結果としてニュースレター上にてご報告しております。
Q. 各施設からの質問にはどのように対応していますか?

A. 結果の解釈など範囲の限られた質問については、個別にお答えしております。
その他、よくある質問についてはニュースレター上でもご回答しております。
Q. セミナーとはどのようなものですか?

A. 過去には、特集として取り上げた特定のテーマ(例:輸血血液製剤の適正使用)について、各分野の臨床専門家や経営ご担当者を対象にセミナーを開いて参りました。
今後も様々なテーマで継続して開催の予定です。
Q. 基本データの具体的な解釈や経営改善に向けての活用法について、説明会は開催されますか?

A. これまでは上記のセミナーに併せて基本データの解釈や活用法についてお話しして参りました。また、各施設に出向いての説明会も実績がございます。今後も定期的に情報提供して参ります。
Q. フィードバックは第三者には開示せずに院内で使用することが原則になっていますが、他施設を招いた院内セミナーなどで使用しても差し支えありませんか?

A. 原則的にはご遠慮下さい。クローズドな会でごく一部を公開する場合など事前に
ご相談をお願いします。
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3.収集データと解析
Q. QIPは、コーディングの適切性をチェックしていますか?

A. コーディングの適切性は重要な問題ですが、その判断は困難です。一般的な経営指標の分析(例えば在院日数・医療費の統計など)では「同じDPCコードを使って請求された患者さんの診療が、施設によりどれくらい異なるのか?」という視点で解析しているので、アップコーディングは考慮せず施設が報告したDPCコードを使って症例を分類しています。
一方で臨床的な指標を比較する場合にアップコーディングされた症例が臨床的に異なる疾患の解析に入ってくるのは望ましくないことです。したがって、臨床的な指標を分析する際には、「最も医療資源を投入した傷病名」だけでなく、「主傷病名」や「入院の契機となった傷病名」・「予定・緊急入院区分」なども考慮に入れて、臨床的にできるだけ均一な患者群を同定するよう心がけています。
Q. 欠損値や入力値の信頼性など、施設から提出されたデータの質についてチェックを行う仕組みはありますか?

A. 疾患特異的な重症度(NYHAや癌の病期分類)は臨床的に重要な情報でありながら、施設により入力率が大きく異なります。このような情報に欠損値が多いことは、QIP全体の解析のクオリティに悪影響を及ぼします。一方フィードバックを受け取る施設側からすれば、このような情報が欠落していますと、さまざまなサブグループ解析(例えば重症度別の解析)からせっかくご提出いただいたデータが外れることになり、十分なフィードバックが得られないことになります。参加施設の一部から、「QIPから働きかけてこのような情報の入力を徹底させるべきである」というご意見も頂いておりますので、「重症度を利用した解析のフィードバックから貴院が漏れないように、できるだけ重要な臨床情報を入力してください」とお願いしております。
Q. 医療の質に迫るときに、DPCのデータだけで十分ですか?診療録レビューはどのくらい行われているのでしょうか?

A. DPCによる診療出来高データは、アウトカム指標としては必ずしも十分とは言えません。そのため、アウトプットの信頼性向上のために年に1~2回診療録レビューを併用して参りました。
ご協力施設におかれましては患者IDリスト作成など若干お手数をおかけしますが、実際の診療録レビューは当事務局から人員を派遣して行っています。
Q. どのような解析方法や手法を用いていますか?

A. 分かりやすいレポートをお返しするために、多くの項目については(外れ値を除いたのち)単純集計のみを行っています。平均在院日数や一日当たり医療費など患者分布に大きく左右される項目につきましては「O/E値」を用いて重症度や疾患分布に応じた調整を行っています。
多変量解析を用いた予後予測因子などの開発も視野にはありますが、参加施設数の充実に併せて準備を進めて参ります。
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4.ベンチマーク・リファレンス値
Q. 自施設と似た環境にある施設群をリファレンス値として比較することはできますか?

A. これまでの参加施設数では詳細なリクエストにお応えが困難でしたが、今後の充実に併せて参加施設全体の要望に沿う形で新しいリファレンスポイントを作りたいと思います。
Q. QIP参加施設の平均レベルは、全DPC参加施設と同様ですか?

A. いいえ。QIPに従来から参加している施設は臨床面・財務面ともにかなり強力な施設です。また、地域性等により在院日数が長めでも、地域で成果を挙げておられる積極的な施設もQIPに参加しています。今後施設数の増加に伴いQIP参加施設像が変化すると考えられますので、ベンチマークの作成には配慮して参ります。
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