参加のご案内
(参加のメリット / 参加方法 / アウトプット)

ごあいさつ

 私どもは1995年より医療の質と経済性の評価・向上を目指す当プロジェクトに取り組んできました。 QIP は、データを解析してフィードバックし、 相互作用・協働を通して、研究開発の成果を、臨床医療や医療経営の実践に本当に役立つものにしていくことを基本目標にしています。
 プロフェッショナル間の切磋琢磨を促進する触媒として機能していきたいと思っております。
参加施設の医療の質と経済性の向上に寄与すること、そして、わが国の医療制度・政策の向上に寄与することを目指し、より良い成果が還元できますように、心して精進して参りたいと存じます。
 
京都大学 大学院医学研究科 医療経済学分野 教授
 QIP責任者
 今中雄一

参加のメリット

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参加方法

参加にあたって

 すでに厚生労働省へご提出されているDPC調査データと同様のものをお送りいただきますので、新たに高額な経費や事務的負担はかかりません。

 QIPは研究費で運営されていますので、登録料や参加料も無料です。

 ご参加を検討いただける場合は申込書をお取り寄せ下さい。下記QIP事務局までご返送頂き、データのご提供を受けた時点で参加登録と致します。その際、プロジェクト実施時の連絡窓口となる担当者様を代表者様とは別に一名お決め頂いております。

ご提供いただくデータ

1.平成16年度以降のDPC基礎調査データ

・DPC基礎調査データ(入院分)

  厚労省調査研究フォーマットの様式1・3・4、およびD-ファイル・EFファイル(あるいはE-ファイル・F-ファイル)・Hファイル(2016/10以降)

・DPC基礎調査データ(外来分)

  厚労省調査研究フォーマットのEFファイル(あるいはE-ファイル・F-ファイル)

2.その他の期間のデータ(上記と同一フォーマット)(様式1・3・4およびD-ファイル・Eファイル・F-ファイル)

個別指標算出の上での症例数の確保・短期的な変化の把握・季節変動によるバイアスの制御などのために、年間にわたるデータを継続的に登録して分析することを当プロジェクトでは重視しています。 原則的に通年データを継続してご提供いただきますが、ご事情により期間を限定していただいても結構です。ご相談ください。

3.施設基本票

職員数や病床数などの基本情報について調査票のご記入をお願いしております。

データの送付方法

・原則としてセキュアなシステムを用いた、オンラインでのご提供をいただきます。

・DVD等での宅配等でのご提供もいただけます。事務局までご相談ください。

【その他】 指標の妥当性の評価や実地診療の把握を目的に、別途診療録レビューやアンケート調査をお願いする場合がございます。その都度ご説明・お願い申し上げ、 QIP本体へのご参加とは別に、個別に参加可否のご判断をいただいております。

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QIPのアウトプットサンプル

ご参加の病院から頂いたデータをもとに、QIPではさまざまな切り口からデータの集計を行い、結果をフィードバックして参りました。ここではご報告に利用しているシステム:WebBI(Buisiness Inteligence)の様子を表したサンプルと、その内容や過去のプロジェクトの中から代表的なものを選んでご紹介します。

WebBI (サンプル)

【 分析の紹介 】
1. ベンチマークから分かる「貴院の位置づけ」
在院日数・一入院あたり医療費・一患者一日あたりの医療費を評価しました。
疾患の分布や重症度が施設や診療科により異なっていても妥当的な比較ができるよう、DPCコードを利用して患者年齢・疾患分布・重症度などのリスク調整を行っています。

2. DPC に基づいた疾患別診療パフォーマンスの指標
DPC10桁(疾患名+手術)をもとに比較的症例数の多い疾患(手術手技)について個別に解析しました。
在院日数や医療費などの指標のほかに、治療の内訳などの診療プロセスもレポートしています。在院日数や医療費は診療の質そのものでは決してありませんが、各病院や診療科が患者さんに提供したサービスの量を反映します。

3. 抗生剤の使用状況調査
QIPでは様々な視点から抗生剤の使用状況を検討してきました。
抗生剤の適正使用は、重要な感染対策の一つです。DPC基礎調査レセプトデータには、各症例において使用された抗生剤の種類・量・投与期間などが詳細に反映されており、ここでは主要な疾患・術式における抗生剤使用パターンを報告します。
※参考資料:過去の特集サンプル

4. 血液製剤の使用状況調査
病院別・診療科別・疾患別の血液製剤の使用状況を報告しています。
厚生労働省による「輸血療法の実施に関する指針・血液製剤の使用指針」を用いて血液製剤使用量を判定し、DPCコードでリスク調整した血液製剤の予測使用量と実際の使用量と比較しました。参加施設内での自院・診療科の位置付けを客観的に知ることができます。
※参考資料:過去の特集サンプル

5. 全DPC(10 桁)基本指標
各DPC 診断群分類番号(10 桁)別に、各参加病院における在院日数・医療費(出来高評価・包括評価)・死亡率・患者数などの統計値を報告しています。また分類毎に医療費の内訳(検査・注射・特定入院料)の統計を取り、全体の分布と比較した結果を表示しております。これらの統計値は、各病院の医療資源消費を検討するための重要な情報です。リファレンスグループごとに算出します。

6. 重要疾患における臨床指標
比較的症例数が多い疾患・医療費が大きな比重を占める疾患・予後が重篤な疾患について、疾患管理のパフォーマンスを評価するための指標(クリニカル・インディケーター)の開発に取り組んでおります。
 詳細は「医療の質の指標」をご参照ください。

NEWSLETTER

QIPではニュースレターを年4回、1月・4月・7月・10月に発行し、参加施設にお送りしております。

サンプルはこちらからご覧下さい。(pdf形式、1.8MB)

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